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2008年度 アカガエル産卵前線

2008年シーズン(2007年11月~2008年5月) 

 

2008all 

更新日:2008/04/30


 今回4月末の更新となり、例年だとだいたいこの辺りで終わりになる頃です。今回、新たにエゾアカガエルの産卵を報告できました。これでアカガエル産卵前線の日本列島縦断が完了したことになります。データを提供していただいた皆さんに感謝申し上げます。今年は、産卵時期に雨が降らないなど、カエルにとっては厳しいシーズンだったようで、どの地域でも産卵数などに変化が出ているようです。これが温暖化の影響の前触れでなければ良いのですが。たぶんそうした影響で、例年と比べるとデータが少ない、櫛の歯が欠けたような図になっています。

 

更新日:2008/03/20


 4週間ぶりの更新になりました。この4週間で30件もの産卵情報が寄せられました。データをご提供いただいた皆様に感謝申し上げます。3月に入って各地でまとまった雨が降ったため、前線も活発になりました。ヤマアカガエルは一気に下北半島まで北上し、ニホンアカガエルも仙台まで達しています。しかし、全体としては今シーズンは、とても動きが鈍いようです。各地の団員の話を総合すると、気温はそれほどでもないのですが、雨が降らなかったせいで多くの地域でもこれまででもっとも遅い産卵日になっています。すでに3月後半、これからは雨が降る度に産卵があるはずです。日本海側からの情報がありませんが、もうそろそろではないかと思います。

 

更新日:2008/02/25


 3週間ぶりの更新になりました。例年ならどんどん北上したり間が埋まったりするのですが、今シーズンは、とても動きが鈍いようです。梅などの開花も2週間くらい遅れているとの情報もありますから、全体に季節の進みが遅いのでしょう。そでもこの3週間で17件もの産卵情報が寄せられました。データをご提供いただいた皆様に感謝申し上げます。簡単に紹介しておくと、まず、ニホンアカガエル、ヤマアカガエルともに埼玉県まで北上しました。後は、本州・中国地方の太平洋側の各地で両種の産卵が始まった場所が増えています。ただ、どの地域も産卵数は少ないようで、本格的な産卵シーズンはこれからのようです。

 

更新日:2008/02/01


 3週間ぶりの更新です。前線の状況ですが、思ったほど北上していません。昨日ようやく千葉県から1卵塊のニホンアカガエルの産卵報告がありました。カエルが停滞気味なのか、情報が停滞気味なのかは今のところ不明です。

 

更新日:2008/01/09


 遅ればせながら明けましておめでとうございます。寒波のせいでしょうか。なかなか情報が届きません。今回の更新は四国のみです。九州などでも産卵していそうなのですが、まだ確認できておりません。

 

更新日:2007/12/27


 お待たせしました。今シーズンもアカガエルたちが産卵を始めたようです。情報が少し遅れましたが、奄美大島では11月にリュウキュウアカガエルが、四国高知では先週からヤマアカガエルがそれぞれ産卵を開始しました。

 

カエル探偵団の団員以外で2008年度アカガエル産卵前線にご協力いただいた個人・団体(順不同)
 四国自然史科学研究センター様、奄美両生類研究会様